このブログでは学んだ事や過去の実績を基に有益な情報を無償で共有し、学びの場として 公開しています
~時のブログ~「自己紹介」「このブログで得ることができる事」
世の中には人を騙してお金儲けをしようとする人が多数いる事は皆さんもご存じのとおりです
オレオレ詐欺の様な特殊詐欺であったり、または詐欺同然のビジネスが街に溢れています
人の「弱み」や「やさしさ」につけ込んだり、「脅し」や「恐喝」で他人のお金を搾取しようとする輩が居ます
株式投資に関しては、嘘の情報を基に資金を集め姿を消すパターン等がありますが、今回はまた違った良くあるパターンを共有したいと思います
目次
投資詐欺の手口
皆さんが今後騙されない様に学んで行きましょう!
第1章:接触

アプローチ

SNSで投資関連の投稿をしていると、ダイレクトメールで接触してきます
ここが第1回目の断るタイミングですね
DMを無視して破棄する事が出来れば、巻き込まれる事はありません
普通に「私も投資をやっています」みたいな感じで近づいてきます
要するに投資繋がりの関係を持とうとする訳です
「投資情報の交換をしましょう」みたいな感じです
特におじさん相手の時は若い女性のアイコンや写真を使ってくる事が多いです
逆に女性相手の場合はイケメンの写真だったり、優しい言葉巧みに近づこうとします
単純な方法ですがきっかけとしては十分なのです
通常のやり取り

通常のやり取りの中で投資資金額や利益率を聞いてきます
相手の資産を把握する為です
余剰資金はどれぐらいあるのか?どこにどれだけ投資をしているのか?
こうした情報は作戦を遂行する為に必要な情報だからです
このあたりからDMではなく、連絡手段をLINEに切り替えてきます
LINEを使う事で友達感覚を煽り、信頼性を上げてきます
ここまで来ると、ほぼ相手を信用してしまうでしょうね
第2章:信用

投資情報交換
一般的に自分が得意とする市場の情報を共有し、細かいトレードの中で投資を一緒にやる事で更に信頼度が上がります
こうして餌を撒いておくのです
あくまでも自分を信用させることが目的ですので、この前段取りが必要なのです
もちろん損をする時もあるでしょうが、共に得をしたり損をしたりする事で、疑う事を忘れてしますのです
メンター

自分にはメンターが居てその人から情報を貰い、おかげで株で儲けていると言ってきます
例えば、叔父さんが銀行の投資関連部署の部長をやっていると言う感じです
その人から情報を貰って家族や友達も一緒に儲けている的な話をしてきます
その流れから、「今度情報が来たら教えてあげるから一緒に儲けましょう」と言う流れになって来るのです
いわゆるインサイダー取引と言う事になるのですけどね
ここが第2回目の断るタイミングなのですが、「1週間程度で80%の利益を得る事が出来る」とか「叔父さんは私たちに損をさせない様に、多くの情報を収集し良いタイミングを教えてくれる」等とあまい誘惑をかけてきます
人はあまい言葉に心を揺さぶられる弱い生き物です
「短期間で大儲けが出来る!」
そんな美味しい話が自分に転がり込んでくるはずないのに、凡人のくせして何故か自分は普通と違うと思い込んでしまうのです
心理戦

詐欺は個人でやっている訳ではありません
集団でやっています
今から説明する方法は、個人で成功するには難易度が上がってしまうからです
詐欺集団は人を騙す為に行動心理学を巧みに利用し、本気で騙しに来ている訳ですので、ここまで来るとなかなか離脱するのは難しくなってきます
第3章:実行

下準備

前もって株式購入がある事を言い、余剰資金額の確認をしてきます
多くの資金を調達して大きく儲けようと煽ってきます
この資金が多ければ多いほど、自分たちの利益につながるからです
他のターゲットに対しても同じ事を聞き出し、トータルの購入金額を算出します
IPO株
ターゲットに対しては購入当日まで銘柄を教える事はありません
考える暇を与えない為です
ですので、購入当日に銘柄と買い指値金額、株数を指定してきます
怪しまれない為に、もとより変動率の高いIPO株銘柄を選択し、詐欺集団は事前に安値で購入しておきます
この時点でも株価は少し上がります
次にターゲット達に同日同時刻に購入させます
銘柄分析する暇を与えてくれません
実際に購入したのかを映像を送らせ確認してきます
そこまで周到なのです
するとどうなるかと言うと、株価は当然の様に急騰します
一瞬ターゲット達も喜ぶのですが、ここからが本番です

詐欺集団は高騰した時点で一斉に株を売って利益確定してしまいます
こうして彼らは大きな利益を得る事が出来ます
対してターゲットとなった人達は喜んだのも束の間で、暴落する株価を目の当たりにするのです
しかもこの時点で下落は一時的なものと信じているので、直ぐに損切りしないのです
気が付いて損切りしたくとも取引時間は終了するタイミングで買わされているので手も足も出ないと言う訳です
終焉
最悪でもここで詐欺と気づけば良いのですが、今までの時間を使って信用させられているので、呆然となるでしょう
詐欺師は「こんな事は初めてだ」「私も一緒に損をした」みたいな事を言って誤魔化してきます
詐欺師は何処まで行っても嘘で固めてきますからね
こうしてせっかく集めた余剰資金が一瞬で泡になったりするのです

まとめ
詐欺社会に生きる

情報弱者から資産を搾取するビジネスが蔓延している世の中において、更に詐欺集団も生息している世界です
人間不信に陥りそうになりますが、人を信じる事が悪い事ではありません
実際に会って目を見ながら話をすれば、その50%は回避できるでしょう
婚活詐欺などの場合は、相手の言っている事の根拠を提示してもらい確認するしかありません
嫌な世の中だなと思いがちですが、本当に信頼できる相手を見つけて、幸せな結婚や良き仲間と生きる人生を歩みたいものです
違和感

出会いであれ、新たに接触してくる相手に少しでも違和感を持ったら相手にしない事です
今回のケースで言えば、相手の資産を聞いて来たり、実際に株式購入したのかを映像を送らせる様な行為に対して、不信感や違和感を持つはずです
一般常識で考えれば、他人の財布の中身を聞いて来るなんてあり得ないですもんね
最後に
ここまでこの記事を読んで皆さんお気づきと思いますが、これは私が実際に経験した事実です
読書やブログは先人の失敗の上に成り立っています
先人が経験した失敗と同じ失敗を繰り返さない為のものです

たまたま私の場合は、株式購入後にチャートを見て駄目だと思い直ぐに売ったので、取引手数料程度の損失で済んだのですが、思考停止していたら完璧にやられてましたね
その後はSNSもLINEもブロックしました
仕返しも出来ないですからね
やはり基本的に株式投資は自己責任・自己判断という事です
「誰かが言ったから」などと言うのは株式購入の根拠になりません
良く調べて納得した上で購入する事が基本です
基本から逸れてしまえば詐欺に合ったり、大きな損失を出してしまう事になります
という事で、私も良い勉強になりました
皆さんもお気をつけて!