[リーダーシップ]「部下との線引き」<返報性の法則>

このブログでは学んだ事や過去の実績を基に

有益な情報を無償で共有し、学びの場として

公開しています

~時のブログ~

今回は「部下との線引き」と言う事で

説明していきます

今回は部下との距離感について

深掘りしていきたいと思います

・部下との距離感

部下と積極的にコミュニケーションを

取ろうとするリーダーの姿勢は

素晴らしい事です

とは言え、どの段階まで親密になれば

良いのか、考えた事はありますか?

人生や職場の先輩として、部下の「本音」

引き出す事が、必要な時もあるでしょう

仕事中心のコミュニケーション

仕事を一緒にやっていく上で必要な事であれば

深い所で向き合う事が必要ですが

いつでも深い所でばかり向き合っていれば

自ずとプライベートな話題にも触れ

第三者と言う立場を認識しなくてはなりません

リーダーが自分のプライベートを話すので

あれば、特に問題は無いと思いますが

部下達にしてみれば?

自分の気持ちを正直に話したり

弱みや悩みを打ち明けたり

そんな義理は、鼻から無いのですから

こうした前提を忘れてはいけません

例えば「家族とは仲良くやれてるの?」

なんて聞いたら「は?急に何聞いてんの?」

と言う事になりますよね

そうではなくて「今日は寝不足か?」

声を掛けるぐらいで十分なんです

部下の方から自然な形で

「実は毎晩、夫婦げんかが絶えなくて」

と返してくるのを待ちましょう

あくまでも、仕事中心にコミュニケーションを

とり続けていれば、その中で

「仕事に影響を与えるプライベート」について

話題となる事が必ずあります

その時になったら初めて

プライベートの事を聞いてあげましょう

返報性の法則

部下と本音で語り合える雰囲気を

作りたいと望むリーダーは多く居ます

しかし、信頼関係が無くては

「本音で語り合おうぜ」と言っても

部下は構えてしまいます

自分の事を、探りを入れてきてるのかと

警戒心しか芽生えませんよね

では何故リーダーは、本音で語り合いたいと

思うのか?

それは要望や相談事、改善案や気になる事を

気軽に話して欲しいからです

であれば、逆にリーダーの方から部下に

相談するようにすれば良いのです

心理学の話になりますが「返報性の法則」

と言うものがあります

例えば相手から、旅行のお土産を貰ったとします

そうすると今度は自分が何処かへ行った時に

お返しを買って来ようとする訳です

この心理作用が「返報性の法則」なのです

仕舞にはお土産の無限ループになったりして

これって良く社内とかでありますよね

この事と同じく、まずはリーダーが鎧を外して

本音で部下に話しましょう

その内に、部下とのコミュニケーションがとれ

信頼関係を築いて行けます

信頼関係が高まったのであれば自ずと

改めて本音の相談も増えるでしょうし

本音で意見をぶつけ合える様になります

本音を引き出すには、まず自分からです

一方的に探ろうとすれば、敬遠され

信用を失う事になります

個人プレーとチーム力

個々のスキルを磨き、個人の力で遂行した方が

トータルの成果が高まるのであれば

こうしたコミュニケーションをとる必要性は

ありません

パーテーションパネルでデスクを仕切って

単独で集中できるような環境を与えた方が

最善の対応策になるかもしれません

しかし多くの会社がチーム力を重視しているのは

チーム力を磨いた方が、 より良い成果を上げる

事が出来ると明白だからです

チーム内で助け合い、結果が付いて来ない場合は

「助け合いの質が悪い」だけです

助け合いが出来ていないとか質が悪いと言う事は

メンバーの実力に格差が生じて

一丸となれていない事を表します

優秀な人材が、そうではない人を無視して

結果を出してしまっている場合も特に注意です

目標は達成できている訳ですので

問題を発見できず、長く続いてしまうからです

そして、この優秀な人材は

「足を引っ張られているけど自分達で成果を上げた

 自分達は凄い」としか思わないのです

しかしこの様なチームは、成功ノウハウを共有し

アドバイスを与え合い、助け合っている チームには

勝てませんし、何と言っても継続ができません

成功ノウハウを共有しているか?

アドバイスを与え合っているか?

常にチェックする必要が あると言う事です

多少説明内容が脱線しましたが・・・

先ずは仕事中心のコミュニケーションに徹し

優秀ではない人へ成功ノウハウを共有し

チーム全体のスキルを上げて行く事が

リーダーとして必要となります

個人を特化させるのではなく、チーム全体を

育てる感覚を持たなければいけません

上手く行っているから良いと言う考え方は

将来に繋がらない事を覚えておきましょう

事業主の考え方でも説明しましたが

状況が良い時こそ最悪を想定すると言う事です

[ビジネス]「事業主の心構えとは?」自分の事業を愛していますか?

部下と上辺のコミュニケーションだけでは

問題点を見つける事すら出来ません

調子の良い時に浮かれていては、バブル崩壊で

散って行った企業の二の前です

あれほど判りやすい前例がある訳ですから

今の世代は二の轍を踏まない様にするべきです

・偶然と必然

過去を振り返った時に、あれは偶然だったのか?

と考える事はありませんか?

仲の良い友達、結婚相手、職場や学校などとの

出会いを考えた時に、たまたま偶然だったと

思えますか?

出逢うべくして出逢った気がしませんか?

導かれる様に職場や学校を選んでませんでしたか?

シンクロニシティ―

「一見偶然に見せかけた意味のある必然」

「シンクロニシティ―」とも言いますが

こんな事象が良く起こります

例えば、たまたまいつも乗っている電車に

乗り遅れてしまい、次の電車を待っていると

偶然、高校の同級生に出くわし、今では一緒に

ビジネス展開して成功しているとか、

私の場合は以前の会社にいる時に

何度も今の会社の社長と現場で会う様になったり

前の会社を辞めると決意した時は、自分の現場の

すぐ近くの現場に社長が仕事してたり

それで会いに行って「会社を辞めて個人事業で

始めるから下請けさせてくれないか?」

お願いをしに行ったのがきっかけで

「だったら、うちの会社やってみないか?」

と誘われたのです

こうした体験がまだ他にも沢山あるのです

その時は判らなくても、後で振り返った時に

複数の偶然の「点」が「線」に そして

「線」が「面」に見えて来るのです

会社で出会った上司や部下も、合うべき人

だったのかもしれませんよね

この「シンクロニシティ―」に引き寄せられ

出逢った相手と思えば思う程、特別な人に

見えてきますよね

将来大きな富を与えてくれる人材かも

知れないですし、世の中何が起こるか

判りませんよね

ですので、部下への指導一つにおいても

相手の本質に寄り添って、将来必要となる

情報を与え、未来へ導く様に心がけましょう

「シンクロニシティ―」についてもっと知りたい方は

下記の本を読んでみてください


正しい思考

仕事中心のコミュニケーションとは言え

先ほど説明した通り、大切な相手と位置付けし

教育をして導くわけですが、思い入れが強く

なる可能性が高くなります

「自分はこんなに一生懸命やっているのに」

などと見返りを求めたり「出来が悪い」

相手のせいにして見たりするようになる

可能性が高いと言う事です

こうした愚かな姿勢を正すには正しい

思考を持つ事が大切です

ではどんな「思考」を持てばよいのか?

  • 自分の実力を過大評価しない
  • 相手の実力を過少も過大評価もしない
  • 相手に自分の期待を押し付けない
  • 相手の得意な分野を見つける
  • 相手の苦手な分野を見つける

この様に、基本的に何をするべきかが

明確になっていなくてはいけません

そうでなくては感情で行動してしまい

結果として何も成果が出ません

感情的な相手に心を開く事は無いのです

と言う事は、本音で意見をぶつけ合う

事が出来なくなるのです

・まとめ

「部下との線引き」と言う事で進めてきました

部下との距離感をどこで線引きするか?

基本として仕事中心のコミュニケーションを取り

仕事に影響をきたすプライベートの問題がありそう

な場合でも、聞きに行くのではなく、自分から

話をしてくるのを待つ事

その為には、信頼関係を築く事と、自分から

心を開いてプライベートの話をして見る事

会社としてチーム力を育てる為には、個別に

スキルを上げていくのではなく

成功のノウハウを共有して全体をレベルアップ

させていく事が大切

上手く行っている時こそ注意が必要で

部下と上辺のコミュニケーションしか取れて

居ない様では、問題にすら気付けない

以上が前半でしたね

後半は、

信じるかどうかは皆さん次第ですが

シンクロニシティ―に引き寄せられた仲間

と言う意識を持つ事で、社内の人達を

特別に思えると言う事

であれば中途半端であったり、感情的になって

接する事が出来なくなると言う事です

その為には基本的に何をしなくてはいけないか

明確にするべきだと言う事です

大切な仲間であり、共に苦労を乗り越える

同志として受け止めたりする訳です

とは言えビジネスの世界ですので、会社に

悪影響が及ぶ事象をプライベートで抱えた

社員が居れば大問題です

そんな時に気軽に話してくれるような

人間関係を形成しておけば、早々に対応を

出来る様になる事は明白ですね

今回も終わりしたいと思います

少しでも参考になれば幸いです

それではまた!


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