[建設業]「居抜き工事」(職人編)

景気の影響もあって、模様替え工事も増えてます

そんな中でお客様の居る所で作業をする事もあります

居抜き工事を得意分野にする事で、職人としての質が向上します

今回はこの居抜き工事についてのポイントを解説したいと思います

  • 居抜き作業の特徴
  • 見た目
  • 清掃

この4つの順に解説していきます

それでは始めていきましょう!

・居抜き作業の特徴

居抜き工事の特徴としては、お客様が作業員を直接見る事が出来ると言う事です

人は非日常な事にとても関心を持ちますので、珍しいもの見たさで作業する所を

見に来たり、話し好きな方は作業員へ声を掛けてきたりする事もあります

そんな環境で作業を進める訳ですので、新築現場の様に関係者だけの環境とは違います

さて、居抜き工事をする時は、何処に注意しなくてはいけないでしょうか

これから注意点を解説したいと思います

・見た目

単純に自分の家を模様替えする時に、 職人さんが汚い格好で我が家に入ってきたら

嫌な気持ちになりますよね

または家の中を無駄にじろじろ見られるのも嫌ですよね

それは職場であっても同じ事です

清潔感があった方が良いに決まっています

身なりはもちろんの事、持ち込む工具類も綺麗にしてから持ち込みましょう

脚立足場関係も、居抜き工事専用で分けてあっても良いぐらいです

そして無駄にお客様を観るのもやめましょう

職人同士ヘラヘラしながら作業するのも悪い印象を与えますのでNGです

天候が悪い時は靴の汚れを持ち込まない様に、入り口に足ふきタオルを置いて

対応するぐらいの気遣いが必要になります

・清掃

新築現場とは違い見られていると言う事は、逆に見せる仕事をしなくてはいけません

作業工程ごとに、片付けながら施工するのはもちろんの事

常に綺麗な状態を保つ事が 要求されます

また、施工前よりも施工後は、綺麗にして完了する事は当たり前です

養生が必要な場所は、しっかりと養生を行い、埃が舞って、お客様の机や備品を

汚してしまわぬ様に注意しましょう

作業上、机等の什器を移動する場合は、現状の写真を撮って記録しておきましょう

復旧時に写真データを見ながら配置していけば完璧です!

ついでに工事エリアで当初から破損している物についても写真を残しておきましょう

後からトラブルにならない為にも、原状の写真は保険となります

・音

オフィスビル内などの隣接した部屋や、上下階で営業をしている事も普通にあります

その為、振動ドリルを使用したり、 ハンマーなどでの打撃音には配慮が必要です

コールセンターなどの電話受付業務を営業している環境ですと、全く音は出せません

作業時間を営業時間外にするなどの対応が必要です

ちなみに無振動ドリルを使用しても、RC壁の裏側には大きな音がします

音の出せる時間帯を調整してもらう事も重要なポイントになってきます

居抜き工事では新築現場には無い、お客様への配慮や気遣いが必要になります

前日に段取りをして現場へ行っても、気遣いの無い行動をしてしまえば

すぐにクレームが来て現場はストップになってしまいます

工場の様な元々大きな音がする場所なら、埃関係には厳しいですので

養生さえしっかりと施工すれば、音の問題は関係無く工事できますよね

様々な状況に応じて、お客様目線で対応する事が何よりも大切です

・まとめ

以下の順番で解説しました

  • 居抜き作業の特徴
  • 見た目
  • 清掃

居抜き工事を経験した事の無い方でも、イメージ出来たのではないでしょうか

気遣いのある職人は重宝されますし、安心して現場をお願いできます

これも一つのブランディングですので覚えておきましょう!

次回は、更に難関の居抜き工事である、稼働中の総合病院での居抜き作業を紹介します

これは私が実際に14年間ずっと現場事務所を構えて体験した内容ですので

と言うか、居抜きの総合病院って考えただけでも胃が痛くなるでしょ?

是非とも期待して頂ければと思います

今回は、これで終わりたいと思います

それではまた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA