現場管理の仕事に向いていない人の特徴と対策を解説します
建設業そのものに合う合わないと言う所を含めて、人には様々な性格や気質があります
現場にて工程管理・品質管理・安全管理をマネージメントする
現場管理者は 設計事務所やオーナーさんの意向をくみ取り、職長さんへ指示を出して 現場を納めて行く事が仕事内容となります
こうした仕事内容をする上で、向かないなと思う事象を五つあげます
- 計画性の無い
- コミュニケーションが取れない
- マルチタスクが出来ない
- 人とのお付き合いが苦手
- 責任感が無い
この順番で進めていきます!

目次
・計画性が無い
工程作成もそうですが、段取りにも必要な能力です
多々ある仕事内容に重要性の区別化が出来ず
何処から手を付けて良いか判らなくなるようですと、後々の作業に支障が出てしまいます
・コミュニケーションが取れない
施主さんや設計事務所との打ち合わせも然り、着工する前から打ち合わせが続きます
着工後は更にプラスして、職長さんや職人さんとやり取りをして、 意思の疎通を図らねばなりません
言葉が足りない人もこの部分に属します
コミュニケーションは事故撲滅にも、大きな影響力があり職場環境に影響しますので大切です
・マルチタスクが出来ない
現場では同時進行で、様々な業者が稼働しています
それを全て管理する必要がある訳ですので一点集中という訳にはいきません
計画性と同様で、仕事に優先順位を付て対応しなくてはいけません
改修工事物件ですと、同じ建物内でも複数の工事物件が発注され、個々に工程管理・品質管理・安全管理を行う必要が出てきます
これも対応できないのはキツイですね
・人とのお付き合いが苦手
これはコミュニケーションとは別な話です
建設業界では呑みニケーションと言われる程、未だに呑み会が設けられ、現場管理者となればお付き合いが増えます
もちろん、お客様との席で自分が酔っぱうのはNGですし
失礼の無い様にしなくてはいけませんよね
・責任感が無い
ここで勘違いしてはいけないのですが、責任感と真面目は違います
真面目過ぎると、施主さんの要望や設計からの意向、現場からの声、すべてに耳を傾けて完璧にしようとすれば無理やリスクが生じますので、逆に駄目です
予算内で施主さんが満足してくれる品質と、現場内での無事故無災害の竣工、このふたつの目標をもって責任を持つことが必要だからです

もう一度おさらいしますと、
- 計画性の無い
- コミュニケーションが取れない
- マルチタスクが出来ない
- 人とのお付き合いが苦手
- 責任感が無い
これを聞いて、何か気付きませんか?
そうです!この内容は建設業問わず、どんな職種であっても会社組織には通用しないと言われるタイプである事に気付くと思います
結局は、身体的リスクを背負っている以外、建設業だからと言う事ではないのです

逆に、向いている人の特徴は?と言いますと、
- 仕事人間になれる
- 怒られてもくよくよしない
- きちんと挨拶が出来る人
- お酒の呑み方を知っている
- 相手に解り易く説明し理解してもらう能力がある
と言う事になります
こちらもサラッと説明していきます
・仕事人間になれる
仕事に対して本気で取り組み、夢中になれる人です
夢中で頑張っている自分が、格好良いと思える人は尚更向いています
・怒られてもくよくよしない
起こられる度に、一々落ち込んでいたら前に進めません
起こられた時は反省をし、だから何をするのか?その為に何をするのか?
と考えて、次の行動につなげられる人が、どんどん成長していきます
・きちんと挨拶が出来る人
現場は挨拶に始まり、挨拶で終わります
基本が出来ていないようではいけませんよね
社会人として恥ずかしくない行動を心掛けている
他の見本となる事が大切です
・お酒の呑み方を知っている
プライベートでのお酒の呑み方と、仕事での呑み方を区別できる人です
設計者や施主さんと呑む時と、職長さん達と呑む時では全く違いますよね
大人として、そこに分別のある人が重要なのです
・相手に解り易く説明し理解してもらう能力がある
自分の伝えたい事だけを、ひたすら重ねるのではなく
相手の立場に立って 理解しているかを考えながら、きちんと話が出来る人と言う事になります
相手に伝わらなければ、独り言と同じです
余談ですが、最近はメールで連絡を取ったりする事が増えました
ここにも注意点があります
メールを送った後に送り先の相手から「と言う事はこうですね」みたいに再確認させるようなメールを送る人が居ます
これはNGです
ましてや、上司やお客様に対しては、絶対にやってはいけません
何故なら相手に対して、ひと手間掛けさせる事をやっているからです
言葉を替えれば、相手の時間を無駄に奪っている事になります
的確な内容のメールを送信していれば、必要のない手間と時間だからです
相手の立場に立てない人の特徴ですので、気を付けましょう!
- 仕事人間になれる
- 怒られてもくよくよしない
- きちんと挨拶が出来る人
- お酒の呑み方を知っている
- 相手に解り易く説明し理解してもらう能力がある
如何でしたでしょうか?
どちらに当てはまっていましたか?
結局一緒にいて気持ちの良い相手になります
ここでも業種とか関係ないのですよ
結局は、人間の本質なのです
好かれる人は何処でも通用しますし、嫌われる人は何処でも嫌われます
行動しなければ何も変わりません
自分がどちらを選ぶかは、一目瞭然と言う事になります
建設業は資格社会ですので、同じ業界なら転職しやすいのも事実です
自分の勤めている会社が、ブラック企業だとしたら

他をあたるのも一つの手段です
転職に関しては、また別の記事で説明したいと思います
・まとめ
現場管理において向き不向きはありますが、人は変われます
努力次第で未来なんてどうにでもあります!
とりあえず自分がどの状況にあるかは確認できると思います
後は足りない部分を一つずつクリアしていけば良いのです
80歳や90歳では無いのですから1~2年を自己成長に費やしても、その後の何十年もイケてる生活が送れるなら良いですよね!
こうした思考で先を見ながら頑張ってみましょう!
それではまた!