
この恐怖指数(VIX)のチャートを見てみますと、上の赤い線と下の赤い線の間を上下する、いわゆるレンジ相場になっている事が解ります
ここへ来て下値支持線となっている下の赤い線を底打ちし、大きく反発してきました
どういう事か説明すると、米中央銀行のFRBがインフレを抑え込む為に利上げを始めました
なかなかインフレが下がらない事から、利上げは継続されると言われてきましたが、市場は楽観論が多く株価は上昇しVIXは下落してきました
ところがここ数日の間に、タカ派のコメントが多く出始め、利上げはまだまだ継続しなくてはいけないと言ったコメントが増えてきたのです
その事により、楽観的だった市場は危機感に包まれ始め、恐怖指数(VIX)が上昇し始めたという事です
昨夜の米国市場も今日の日本市場も下落ムードとなり、中期的に上昇してきた市場は再び下落トレンド入りしてもおかしくない状況となっています
そこで以前お見せした米国市場S&P500指数ETF(VOO)のチャートを覚えているでしょうか?

2022年は3段下げとなりベアマーケットが続きましたよね
そして今年は米国のリセッション(景気後退)が起こる可能性を加味して4段下げが来るのではないかと言う予測をしていた訳です
まさにこれからその兆候が出始めたという事になります
もちろん未来の事は誰にも判りません
このままFRBパウエル議長の手腕によって、リセッションせずに軟着陸するかもしれません
はたまた大きなイベントが起こり、相場が大きく変わる可能性だってあります
ウクライナ戦争が急速に終結し、世界経済が復活し始めるかもしれませんからね
あくまでも個人的な予想であり、現在状況と言ったところです
米国のリセッションが起こり、株価が下落して4番底へ向かえば、まだ投資を始めていない人にとっては最大の始めるチャンスになる訳ですし、既に投資を始めている人にとっても大きな買い場となります
私も現在はいつもよりも現金保有率を高くしております
絶好の買い場が来た時に元手が無くてはチャンスを掴む事すら出来ませんからね
取り急ぎ相場が変わりそうでしたので速報でした!
※投資用語
レンジ相場とは?
レンジ相場とは、上値抵抗線と下値支持線の中を上昇下降を繰り返している相場の事です
まさに去年からの日経平均がレンジ相場と言えます
「ベアマーケットとブルマーケット」ベアとブルってどういう意味?
ベアは熊を意味し爪を上から振り下ろすという事で下落トレンドを指します
逆にブルはバッファローが角を突き上げるという事で、上昇トレンドを指します
という事で、それではまた!